ChatGPT、何を入力してもいいのかな?と思いませんでしたか
私はChatGPTを使い始めた頃、何でも気軽に話しかけていました。
献立の相談をしたり、旅行の計画を立ててもらったり。
音声入力で「今日ちょっと疲れたんだよね」なんて愚痴をこぼすこともありました。
でもある日、ふと思ったのです。
「あれ、これって入力していいのかな?」
具体的には、病院で言われたことを相談しようとした時のことです。
病名や薬の名前を入力しようとして、なんとなく手が止まりました。
ChatGPTってどこに情報が行くんだろう、と。
今回は、その疑問に正直にお答えしたいと思います。
難しい話ではありません。
知っておくと、もっと気軽に、安心して使えるようになります。
ChatGPTに入力しない方がいい情報があります
結論からお伝えします。
次の5つは、入力しない方が安心です。
① 本名・住所・電話番号などの個人情報
「○○市△△町に住んでいる山田花子です」のような書き方は避けましょう。
「60代の女性です」くらいの情報であれば問題ありません。
② 家族や知人の名前
孫の話をChatGPTに相談することもあると思います。
そんな時も、「孫が」「友人が」という言い方で十分です。
名前まで入れる必要はありません。
③ 年金・通帳・医療に関わる数字や情報
年金の金額、口座番号、保険証の番号など。
これらは絶対に入力しないようにしましょう。
④ IDやパスワード、暗証番号
「パスワードを忘れたので教えて」という相談はできますが、パスワードそのものを入力するのはNGです。
⑤ 病名など、個人が特定されそうな健康情報
「血圧が高めで、○○という薬を飲んでいます」のように、個人が特定できるような健康情報は避けた方が無難です。
「最近疲れやすいのですが、何か良い食事はありますか」程度であれば問題ありません。
どうして入力しない方がいいの?やさしく説明します
「入力してはいけない」と言われても、理由がわからないと不安が残りますよね。
少し説明させてください。
ChatGPTに入力した内容は、場合によってはAIの学習に使われることがあります。
つまり、自分が入力した言葉が、将来のAIを育てるための教材になる可能性があるということです。
「じゃあ、すぐに個人情報が外に漏れるの?」
という疑問をお持ちの方もいると思います。
答えは、そういうわけではありません。
すぐに誰かに見られたり、悪用されたりする仕組みにはなっていません。
それでも「念のため」という気持ちで個人情報を避けておくのは、とても賢い判断だと思います。
財布の中身を見せながら話す必要がないように、ChatGPTに話しかける時も、必要以上の情報は伝えなくて大丈夫なのです。
なお、無料版(Free)と有料版(Plus・月額約3,000円)では、データの扱いが少し異なります。
有料版の方が、より細かい設定ができる部分もあります。
最初にやっておくと安心!初期設定の話
実はChatGPTには、自分の入力内容を学習に使わせない設定があります。
最初に一度やっておくだけで、あとは気にしなくて済みます。
① チャット履歴と学習をオフにする
スマホの場合、画面右下のアイコン(自分のアカウントマーク)をタップします。
「設定」→「データコントロール」→「全員のためにモデルを改善する」をオフにしましょう。
これをオフにすると、自分の会話がAIの学習に使われなくなります。
ただし、会話の履歴も残らなくなりますので、「この前の話の続きをしたい」という使い方はしにくくなります。
どちらが自分に合っているか、試してみてください。
② メモリ機能のオン・オフ
ChatGPTには「メモリ」という機能があります。
これは、以前の会話を覚えていて、次回以降に活かしてくれる機能です。
たとえば「私は猫を飼っています」と話したことを覚えていて、次の会話で「猫ちゃんはお元気ですか?」と聞いてくれるようなイメージです。
便利な一方で、個人情報に近い情報が蓄積されることもあります。
気になる方は「設定」→「パーソナライズ」→「メモリ」でオフにできます。
私は今はオンにして使っていますが、最初のうちはオフにして様子を見るのも一つの方法です。
③ スマホでもパソコンでも同じ設定ができます
上記の設定は、スマホアプリでもパソコンのブラウザでも同じ場所にあります。
一度設定すれば、どちらで使っても同じ状態になります。
個人情報を入れなくても、こんなに使えます
「入力できないことが多いなら、使いにくくなるのでは?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも実際には、個人情報がなくても十分すぎるほど使えます。
手紙やお礼状の下書き
「知人へのお礼状を書きたいのですが、手伝ってもらえますか?」
名前がなくても、しっかり下書きを作ってくれます。
旅行の計画や献立の相談
「来月、温泉旅行を考えています。荷物のリストを作ってください」
「冷蔵庫に豚肉とキャベツがあります。簡単なレシピを教えてください」
このくらいの情報で、十分に役立ってくれます。
趣味のアイデア出し
「俳句を作りたいのですが、秋をテーマにしたアイデアをいくつか出してもらえますか?」
「家庭菜園でトマトを育てているのですが、気をつけることを教えてください」
個人情報がなくても、ChatGPTは十分に「話せる相手」になってくれます。
よくある疑問にお答えします
Q. 間違えて個人情報を入れてしまったら?
慌てなくて大丈夫です。
会話を削除することができます。
スマホの場合、左上のメニューから会話を選び、長押しするか削除ボタンを探してみてください。
完全に消えるかどうかについては確認が必要ですが、少なくとも自分の画面からは消すことができます。
気になる場合は、前述のデータコントロール設定をオフにしておくのが安心です。
Q. 音声入力の場合も同じように気をつけた方がいい?
はい、同じです。
声で話した内容も、文字で入力した内容と同じように扱われます。
音声入力は便利ですが、個人情報については文字入力の時と同じように気をつけてください。
前回の記事でお話しした音声機能を使う際も、この点だけ頭の片隅に置いておいてもらえると安心です。
Q. 無料版でも初期設定はできる?
はい、できます。
今回ご紹介した「データコントロール」の設定は、無料版でも同じようにできます。
有料版でなくても、自分の情報を守る設定はしっかり使えます。
ルールを知っていると、もっと気軽に使えるようになります
気をつける点をまとめると、シンプルです。
- 本名・住所・電話番号は入力しない
- 家族の名前は「孫が」「友人が」で代用する
- 年金・口座・パスワードは絶対に入力しない
- 「データコントロール」の設定を一度確認しておく
これだけです。
最初は「いろいろ気をつけないといけないのか」と感じるかもしれません。
私もそうでした。
でも一度設定してしまえば、あとは普通に話しかけるだけです。
財布の中身を見せずに買い物ができるように、個人情報を入力せずにChatGPTと話すことは、慣れてしまえば自然なことになります。
ルールを知っていると、かえって気が楽になります。
「何を入力してもいいのかな」という不安がなくなるからです。
これからも、自分なりのペースで、AIとの付き合い方を楽しんでいきましょう。


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